こんにちは、防音専門ピアリビング代表ふーこです!
秋が深まってきましたね。
朝晩は少し肌寒くなり、空気が澄んで音も遠くまで響くように感じることが増えてきました。
季節の変化は、私たちの音の感じ方にも大きな影響を与えるんです。
今回は「季節や気温、湿度、時間帯による騒音の感じ方の違い」について、わかりやすくお話ししますね。
————————————————–
目次
- 気温と音の伝わり方
- 湿度と音の関係
- 雪と音の関係
- 時間帯がもたらす騒音の影響
- 季節に応じた防音対策
- 冬の防音対策
- 夏の防音対策
- 湿度管理による防音対策
- まとめ:季節ごとに快適な音環境を整える
—————————————————–
1. 気温と音の伝わり方
音は空気を通して伝わりますが、実は気温が高いと音が速く伝わり、遠くまで届きやすくなるんです。
たとえば、気温が15℃のとき、音の速さは約340メートル毎秒ですが、1℃上がるごとに約0.61メートル毎秒速くなります。
ですから、夏の暑い日には、遠くからの音がはっきり聞こえたり、音が響きやすくなったりします。
逆に、冬の寒い日でも音が遠くまで届くことがあります。
特に夜、空気が冷えて静かな時間帯になると、音がよりクリアに聞こえることがあります。
これは、冷たい空気が音を反射して地表を伝わるため、遠くからの車の音や話し声が耳に届きやすくなるからです。
冬の夜、音が鮮明に感じるのはこのためですね。
2. 湿度と音の関係
湿度も音の感じ方に影響します。湿度が高いと空気中の水分が増え、音が吸収されやすくなります。
つまり、雨の日や湿度が高い日には、音がこもりやすくなり、特に高音域の音が弱まることがあります。
雨の日に外の音が少しぼんやり感じることはありませんか? それは湿度が原因なんです。
逆に、湿度が低いと音がはっきり聞こえやすくなります。
たとえば、乾燥した冬の日には、音が響きやすくなり、家の中でも話し声やテレビの音が反響することがあるかもしれません。
だからこそ、湿度管理も防音対策の一つとして考えることが大切です。
3. 雪と音の関係
冬に雪が降ると、外がとても静かに感じられることがありますよね。
これは、雪が音を吸収する性質を持っているからです。特に新雪は柔らかいため、音をしっかり吸収してくれます。雪の日に外がいつもより静かに感じるのはこの効果です。
実はわたし自身、札幌で育ったので、
冬に雪が積もった朝は外に出ると
「あれ?いつもよりなんだか静かだな~」とよく思っていました。
冷たい空気とともに、一瞬で周囲が静けさに包まれるあの感覚は、今思えば、雪が音を吸収していたからなんですね。
ただし、雪が溶けて固まったり、圧縮されると、音が反射しやすくなり、音がこもったり反響することもあります。
雪が積もるだけで、自然と防音効果が得られるのは少し面白いですよね。
4. 時間帯がもたらす騒音の影響
時間帯によっても、音の感じ方は変わります。
夜や早朝は静かになる時間帯なので、少しの音でも大きく感じることがあります。
特に夜は、地表の空気が冷えて音が遠くまで届きやすくなるため、昼間よりも騒音が気になりやすいです。
たとえば、夜に遠くの電車の音や車のエンジン音がはっきり聞こえるのはそのためです。
私も実は夜派なので(汗)
深夜にパソコンをカシャカシャと使っていると、周囲がシーンとしていて、遠くで犬が吠える音や車が走る音までしっかり聞こえることがよくあります。
思わす耳をすましてしまうんですけど・・・怖がりなので(笑)
お昼は生活音や他の音がたくさんあって、いろんな音が重なり合うことでマスキング効果が生まれ、ある程度騒音が紛れることもありますが、夜は本当に音が響きやすく感じますよね。
夜の静けさが好きな方にとっても、夜の騒音対策は大切です。
特に静かな夜には小さな音でも気になることが多いので、夜に向けた防音対策をしっかり考えると良いですね。
5. 季節に応じた防音対策
季節によって騒音の感じ方は大きく変わるので、季節ごとに適した防音対策を取り入れることが大切です。ここでは、簡単にできる防音方法をご紹介します(●^o^●)
5.1 冬の防音対策
冬は外が静かになる分、遠くの音や小さな音が気になりやすくなります。
また、冷たい風が窓やドアの隙間から入り込むことで、音漏れもしやすくなるんです。そんな冬におすすめなのは、窓やドアの隙間を防ぐ防音テープです。
例えば、ピアリビングで販売している「隙間用防音テープ」は、貼るだけで簡単に隙間を埋めて、外の音を防ぎながら冷気もシャットアウトしてくれます。
また、厚手の防音カーテンも効果的です。
特に防音と保温の両方に優れた「防音カーテン」を使うと、窓からの音漏れや寒さをしっかり防いでくれます。寒い冬でも静かで暖かいお部屋を作るのにピッタリです。
(ちょっと宣伝になっちゃいますけピアリビングのカーテンは布を実際に3枚使っていてさらにコーティングも加えて5層や7層なのでめちゃ断熱します)
あとカーテンはだいたいオーダーカーテンなども床から1センチ短い高さ作られるのですがあえて床より長く作ってもらうか既成サイズなら長めを選ぶのをおすすめします。
下まで窓がない腰窓でもカーテンは下まであるほうが断然部屋の気温も音の漏れ方
入りかたが変わってきます。
5.2 夏の防音対策
夏は窓を開ける機会が増え、外の音が気になることが多くなります。
窓を閉めていても、外からの車の音や人の話し声が聞こえてしまうこともありますよね。
サッシ用のすきまテープをしたり、カーテンレールの上も「レールカバー」を使う
そんなときは、窓用の防音パネルが役立ちます。
ピアリビングの「窓用ワンタッチ防音ボード」は、窓に簡単に設置できて、外の騒音をしっかりブロックしてもともと断熱材を使用しているので断熱効果は抜群です(*´▽`*)
窓を閉めたまま涼しい空気を保ちながら、音もしっかり遮断できるので、エアコン効率もアップします。光熱費も高くなったし、省エネ大事ですもんね~
また、エアコンのダクトや換気扇などの小さな隙間からも音が漏れるので(実は対策し忘れてしまう場所でもあるんですけど)
その場合は市販されているエアダクトカバーや気になるときだけ
換気扇にウレタン素材の吸音材を使うお客様もおられました。
ずっと塞ぐのはおすすめしませんが、気になるときだけ使うのはアリと思っています。
やはり空気が漏れるところは音が入ってくるしでていくので
そんな細かなところも少し対策するのは必要と思います~~
5.3 湿度管理による音対策
湿度が高いと音がこもりやすく、低いと音が響きやすくなります。
特に雨の日など、湿度が高いと音が吸収されやすくなり、外の音がこもってしまうこともあります。
逆に外では音の響きが鈍くなるんですが
音響に詳しい方なら湿度で微妙な音の違いがわかるので天候や湿度で音調整しますもんね~~
音楽をされている方が防音カーテンを壁につけて開閉されたり
吸音材を壁に取り付けることで、部屋の中の音の反響を抑えて、
クリアな音環境を作り出したりされていますもんね。
音の特性や環境に応じた防音対策を取り入れることで、より快適に過ごすことができます。
ぜひ、季節や時間帯に合わせた防音対策を試してみてください。
また、防音に関するお困りごとがあれば、いつでもご相談くださいね!私たちピアリビングでは、みなさんが自分でできる防音対策のアドバイスや防音製品をご用意しています。
——————————————————————
室水房子 (ふーこ) のプロフィール
1993年に起業し、2001年からはヤフオクを通じて防音材の販売をスタート。ネットで初めて一般向けに防音建材を販売した防音のパイオニアです。商品開発、製作、販売、そして施工まで幅広く手掛け、これまで36,000件以上の防音相談を解決してきました。防音の第一人者として、ピアリビングの代表取締役を務めています。
株式会社ピアリビング(防音専門ピアリビング)
二級施工管理技士