防音専門ピアリビングの代表ふーこです!
賃貸マンションやアパートを探すとき、「音の問題」に悩む方は多いですよね。
特に小さなお子さんがいる家庭や、静かな暮らしを求める方にとっては、物件選びの重要なポイントです。でも、物件の構造によって音の響き方がこんなに違うのか!と驚かれる方もいらっしゃるかもしれません。
そこで今回は、「木造・RC・SRCと賃貸物件の構造と防音性」について詳しく解説します!
音の問題を減らす工夫や、実際に使える防音対策もたっぷりご紹介しますね!
ぜひ最後まで読んで、お役立てください(●^o^●)
目次
- 賃貸物件の構造別防音性の違い
- 構造タイプごとの音の特徴と注意点
- 防音性を高めるための暮らしの工夫
- 快適な住まい選びのために
-
1. 賃貸物件の構造別防音性の違い(具体例を追加)
物件の「構造」といえば、よく耳にするのが**「木造」「鉄骨造」「鉄筋コンクリート造(RC造)」「鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)」などですね。
これらの構造が音の伝わり方に大きく影響します。例えば、同じ家賃でも木造物件とRC造物件では生活音の感じ方が全く違うこともあるんです。
防音性が低い物件に住んでいると、日常生活の中で「え、こんな音まで聞こえてくるの?」と驚かされる場面も多くなります。
以下に、それぞれの構造の特徴や具体的な生活シーンを交えながら、防音性を比較していきます。
① 木造アパート
木造は、柱や梁に木材を使った軽量構造で、建築コストが抑えられるため、家賃が安めなのが特徴です。ただし、防音性は低く、空気音(話し声やテレビ音)も固体音(足音や振動)も通りやすいのがデメリットです。
- 壁の厚さ:10〜15cm程度
- 音の軽減効果:10〜15dB程度
(例:隣室で普通の声量の会話をしている場合、ほぼ聞こえるレベル)
具体例:木造アパートで起こりやすい音のトラブル
- 夜10時、隣室の住人がゲームをしている音が聞こえる
→ 声だけでなく、テレビの効果音やコントローラーをカチカチ操作する音まで聞こえることも。特に寝る前は静かなので、余計に気になってしまいます。 - 休日の朝、階下の住人が掃除機をかけ始める音が響く
→ 低い振動音が床を伝わり、リビング全体で「ブーン」と響いてしまいます。特に寝室の真下がリビングだった場合、休日でも早起きを余儀なくされることが。 - 夜中にトイレを流す音が隣室に響く
→ 水を流す音や便器に水が注がれる音が、配管を通じてそのまま伝わることも。
ポイント
木造物件を選ぶ場合は、最上階の角部屋がおすすめです。それでも防音カーペットや吸音パネルなどで対策を施し、音問題に備えることが重要です。
-
② 鉄骨造(S造)
鉄骨造は、木造より耐震性が高く、耐久性も優れている構造です。ただし、壁や床が薄い場合が多く、特に固体音が響きやすいのが特徴です。
- 壁の厚さ:15〜20cm程度
- 音の軽減効果:約20dB
(例:普通の声量の会話は少し聞こえるが、低い音なら気になりにくい)
具体例:鉄骨造で起こりやすい音のトラブル
- 夜8時、上階で家具を動かす音が響く
→ 「ゴゴゴ…」という低い音が繰り返し響き、家でリラックスしたい時間が台無しに。 - 子どもが走り回る音が階下に響く
→ 特に小さなお子さんがいる家庭では、階下への配慮が必要です。最近では「うるさい」と直接クレームが入るケースも増えており、防音マットやラグの使用が必須になります。 - 深夜、隣室で電話をしている声が聞こえる
→ 鉄骨造でも、隣室との壁が薄い場合、普通の会話声が聞こえることがあります。深夜の静かな時間帯には、特に耳に入ってしまいやすいです。
こんな方におすすめ
鉄骨造は「生活音に少し注意しながら、家賃を抑えたい」という方向けです。音問題を防ぐためにも、家具や防音マットでの対策をおすすめします。
③ 鉄筋コンクリート造(RC造)
RC造は、壁や床にコンクリートを使用しており、防音性が高いのが特徴です。空気音はほとんど聞こえませんが、上階の足音など固体音は完全には防ぎきれないこともあります。
- 壁の厚さ:20〜30cm程度
- 音の軽減効果:40dB以上
(例:隣室での会話やテレビの音はほぼ聞こえなくなる)
具体例:RC造で気になる点
- 上階の住人のかかと歩きの音が響く
→ RC造では固体音が響きやすく、「トン、トン」と規則的に聞こえる足音がストレスになることがあります。特に上階にお子さんがいる場合、走り回る音が気になることも。 - 窓の外から聞こえる車の騒音
→ RC造は室内の音には強いですが、窓が薄い場合、外からの音が侵入することも。厚手のカーテンでの対策や音の大きさによって防音カーテンを2重にしたり防音サッシやボードにしないといけない場合もあります。
おすすめポイント
赤ちゃんやペットがいるご家庭や、ピアノや楽器を楽しみたい方にも選ばれています。遮音性の高いコンクリート壁は必須ですよね~(;´Д`)
④ 鉄骨鉄筋コンクリート造(SRC造)
SRC造は、鉄骨とコンクリートを組み合わせた構造で、防音性が最も高い物件です。
隣室や上下階の生活音がほぼ気にならず、静かに暮らせます。まぁ人気のタワーマンションでもRCぐらいが多いのでなかなか物件が見つからないかもしれないですね~
壁の厚さ:30cm以上
- 音の軽減効果:50dB以上
(例:隣室の音や上下階の生活音はほぼ感じないレベル) -
具体例:SRC造での快適生活
- テレワーク中に隣室の音が気にならない
→ 隣室で掃除機をかけていても、全く気にならないほど静か。リモート会議中も集中して取り組めます。 - 赤ちゃんが泣いても安心
→ 小さなお子さんのいる家庭では、「音が漏れていないかな?」と心配しがちですが、SRC造なら安心して子育てができます。
これらの具体例を参考に、それぞれの構造に応じた防音対策や物件選びを検討してみてください!
- テレワーク中に隣室の音が気にならない
3. 防音性を高めるための暮らしの工夫
物件の構造だけでなく、日々の工夫で防音性をさらにアップさせることができます。
① 部屋選びのコツ
- 最上階・角部屋を選ぶことで、隣や上階からの音を大幅に減らせます。
② 家具の配置を工夫
- 壁に沿って本棚や大型家具を置き、音を吸収・拡散させましょう。
③ 防音アイテムを活用
- 防音カーペットやラグを敷く
→ 足音や衝撃音を吸収し、階下への配慮に効果的。 - 厚手のカーテンを取り付ける
→ 窓からの音漏れや外からの騒音を軽減できます。
④ 内見時のチェック方法
- 手を叩いて音の反響を確認する
- 周辺の騒音レベルも実際に現地でチェックしましょう。
ピアリビングでは賃貸物件の防音アドバイスなど
動画にしています♪
https://youtu.be/A3ardMeY1OU?si=k3bH6h1jGyiV5l9B
4. 快適な住まい選びのために
実際、私の知り合いの主婦の方も、「木造アパートで生活音に悩んで引っ越しを決意。RC造の物件に住み替えたら、心からリラックスできるようになった!」と話してくれました。
どうしても生活をしだしたら
そんな簡単にまた引っ越しなんてできないし・・・
だからこそ引っ越す前にしっかり把握していただけたらと思います^^
ピアリビングではお引越し前の防音相談や実際に商品をみて触れるショールームもあります♪
音の問題は、生活の質に大きく影響します。最適な構造の物件を選びつつ、防音対策を施して、心地よい暮らしを手に入れましょう!
ふーこ代表でした~!!
関連タグ
#賃貸防音対策 #マンション選び #防音アパート #生活音対策 #ピアリビング
室水房子(ふーこ)のプロフィール
1993年に起業し、2001年からはヤフオクを通じて防音材の販売をスタート。ネットで初めて一般向けに防音建材を販売した防音のパイオニアです。商品開発、製作、販売、そして施工まで幅広く手掛け、これまで36,000件以上の防音相談を解決してきました。防音の第一人者として、ピアリビングの代表取締役を務めています。
株式会社ピアリビング(防音専門ピアリビング)
二級施工管理技士