みなさんこんにちは!
ピアリビング・防音コーディネーターのかぶちゃんです!
最近は、家の中での家族の生活音の相談がすごく増えています。
このページでは、家の中でも音が伝わりやすい「引き戸」に防音対策をしてどれくらい軽減したかをご紹介します。
引き戸の防音対策で生活音がどれだけ軽減するのか?
今回は、設置後の防音効果「在宅ワークの電話、会議の声」と、「キッチンからの炊事音」の2つがどれくらい軽減されるのか実験結果をご紹介します!

実際に行った実験
この実験は、このような間取りで行います。
※3回ずつ同じ実験を行った平均
※最大値は特に大きな音だけをひろってしまい正確ではないため平均値で比較します。
※扉から1m離れたところで計測
1.キッチンで洗い物、食洗機の音で実験
引き戸をはさんだ隣の部屋の生活音→ワンタッチ防音壁を設置した洋室側で計測

▼部屋の中
・最大音量:約72.2dB
・平均値:64dB
▼対策前洋室側の音量(引き戸のみ)
・平均値:41.9dB
▼対策後洋室側の音量(引き戸+ワンタッチ)
・平均値33.8dB

ワンタッチを設置することでさらに8.1dB軽減できました。
2.在宅ワーク 会議や電話の声で実験


ワンタッチ防音壁を設置した洋室側の声→引き戸をはさんだ隣のキッチンで計測
▼部屋の中
・最大音量:約63dB
・平均値:55dB
▼対策前キッチン側の音量(引き戸のみ)
・平均値:38.9dB
▼対策後キッチン側の音量(引き戸+ワンタッチ)
平均値33.0dB

ワンタッチ防音壁で防音対策することで、5.9dB軽減されました。
何を話しているのかわからない程度まで軽減できています。
男性の声で実験した結果ですが、音域の違う女性の声の場合、-7.3dBとさらに軽減されました。
まとめ
数値では何デシベル軽減したと言ってもわかりにくいと思います。
動画を見ていただくと完全ではありませんが、なんとなくどれくらい軽減しているか体感できると思います。
水を流す音や、食洗機の「ピー」という音は、気にならないくらいになったと感じます。
会議の声は、男性の低い声より女性の高い声の方がより小さくなっています。
やはり、低い音より高い音の方が防音しやすいということがよくわかりましたね!
男性の声は、-5.9dbの軽減ですが、話している内容がはっきりわかるくらいだったのが、何を話しているかわからないレベルまでは軽減されました。
音の大きさなど動画で詳しくご紹介しておりますので、気になる方はご視聴ください。