みなさんこんにちは! 

ピアリビング・防音コーディネーターのかぶちゃんです! 

今回は、ピアリビングがおすすめする防音マット「足音マット」&「P防振マット」に徹底解説しちゃいます。 

モヤモヤが解決!防音専門店がおすすめする防音マットを徹底解説!

ピアリビングには、ホームページを見たけど「防音マットってどれを選べばよいかが分からない」というお問い合わせがあります。

ピアリビングがおすすめする防音マットには、「足音マット」と「P防振マット」という商品があります。

今回はこの2つの商品の違いと使い方について解説します。

なお、防音マットは基本的に表面に出して使用するものではありません。 

カーペットや、ジョイントマットなど表面に使用するものの下に敷いて、防音効果を高めるマットということをご理解ください。 

それぞれの防音マットの違い

次に、「足音マット」と「P防振マット」の違いです。 

足音マットは、ポリエステル繊維を主材料としており、柔らかく弾力性があり音の伝わりを軽減します。 

P防振マットは、フレーク状にしたゴムを主原料としており、防振・防音性能があります。

それぞれの防音マットの使用方法 

どちらの商品も優れた防音マットですが、使用方法に違いがあります。 

防音マットを使用するシーンとして考えられるのは、お子様の足音対策や楽器やトレーニングマシーンの振動対策ですよね!

お子様の足音の振動、楽器の振動、トレーニングマシーンの振動はそれぞれ振動の種類が違います。 

お子様の足音や楽器の音は階下で聞くと、トントン、ドンドンと太鼓を叩いているような音になります。

また、トレーニングマシーンの振動は「ブルブル」と振動するので、階下で聞くと天井や壁からブルブル、ブーンというような感じの音が聞こえてきます。 
ルームランナーなどはドスンドスンという音に近いです。 

トントン、ドンドンと太鼓を叩いているの場合、床に接する面に柔らかく弾力性があるものを敷いて音を伝わりにくくし階下への音を軽減しましょう。 

防音マットの使い方としては、防音カーペットやジョイントマットの下に足音マットを重ねて敷く対策です。

防音マットの防音効果

7月にピアリビングの社員の自宅(築50年ほどのビル)で簡易実験を行いました。 

今回の実験は、上の階の床に実験する商品を敷き、水を入れたペットボトルを30cmの高さからと、1mの高さから落として、階下の天井に特性のメガホン型の集音器を付けて計測を行いました。

ピアリビング 防音実験

まずは、お子様の足音特有のトントン、ドンドンという音を、水が入ったペットボトルを高さ30cmから落とした音と想定して計測。 

何も敷いていないフローリングで計測すると【72db】がフローリングの上に足音マット+静床ライトを敷いて計測すると【62db】に軽減しました。

床が昔の構造なのと、天井に近い位置で計測したので、軽減数値は-10dbでしたが、耳で聞いた感じでは半分くらいの聞こえ方になった感覚でした。 

次に、トレーニングマシーンのドスンドスンという音を、水が入ったペットボトルを高さ1mから落とした音と想定して計測。

何も敷いていないフローリングで計測すると【78db】がフローリングの上に足音マット+静床ライトを敷いて計測すると【73db】に軽減しました。 

結果は、-5db減

やはり、1mの高さから落下させた音は強い衝撃になりますので、軽減値が低いです。 

これを少しでも軽減させるために、床の上に足音マットと静床ライトの間にP防振マットを挟んで、強い衝撃音を抑える必要があります。

この組合せで実験した結果、何も敷いていないフローリングで計測すると【78db】がフローリングの上に足音マット+P防振マット+静床ライトを敷いて計測すると【70db】に軽減しました。 

結果は、-8db減 

さらに軽減しました! 
P防振マットを併用することで強い衝撃音も軽減する結果がわかりました。 

ピアリビング 対策別

対策したい音別!ピアリビングのおすすめ防音マット

1.お子様の足音や楽器の打鍵音対策におすすめの防音マット

※中くらいの衝撃音が-10db 

・足音マットの上に静床ライトライトやジョイントマットを重ねる

2.大人の足音対策におすすめの防音マット

※強い衝撃音が-8db 

足音マット+P防振マットの重ね敷きの上に静床ライトライトやジョイントマットを重ねる 

3.トレーニングマシーンの対策におすすめの防音マット

※強い衝撃音が-14db 

・足音マット+P防振マット+足音マット+P防振マットの重ね敷きの上に静床ライトライトやトレーニングマシーンのマット等を重ねる 

まとめ

防音マットを適正に使用して、階下への音をしっかり軽減しましょう!