みなさん、こんにちは。防音専門ピアリビングのこもりーです。
今回はピアリビングの商品で作る簡易防音室の作り方についてご紹介していきます。

※内寸高さ2000mmバージョン
簡易防音室のサイズ
今回製作する簡易防音室のサイズですが、
- 内寸:幅800mm 高さ1800mm 奥行900mm
- 外寸:幅900mm 高さ1850mm 奥行950mm + 天井までのつっぱり部材 角4本
となります。
電話ボックスに近いサイズ感となり、歌や立って演奏する楽器などに使えるサイズかと思います。

使用する部材
使用する部材は下記イラストの通りとなります。
基本の必要部材
- ワンタッチ防音壁 900×900mm 7枚
- LABRICO(ラブリコ)ツーバイ材セット “設置箇所の天井高”サイズ 4本
- 塩ビジョイナー50mm厚 端部用 長さ1800mm 6本
- コニシ 超強力ボンドテープ 巾50mm×10m 1個

出入口に使用する部材
防音ボードで塞ぐ場合
- 窓用ワンタッチ防音ボード 幅900mm 高さ1850mm
- ツーバイ材 長さ900mm 1本+固定用ビス ※ピアリビングで取扱なし
防音カーテンで塞ぐ場合
- 防音カーテンコーズ 幅900mm以上 丈1850mm以上
- カーテンレール ※ピアリビングで取扱なし

作り方
全体の組み立てイメージ

出入口を窓用ワンタッチで塞ぐ場合の組み立て方
1. ジョイナーとツーバイ材を両面テープを1660mmほどの長さにカットして貼り付ける
※ボンドテープ10m1個で設置ができます。

防音ボードで塞ぐ場合は、下のイラストのように手前側2本のラブリコを手前に40mmずらした形でジョイナーと貼り合わせます。

2. 設置位置を決め、取付部材(奥側)のどちらかを先に固定して
背面用のワンタッチ防音壁をジョイナーにはめ込む
その後もう一方の取付部材(奥側)をワンタッチ防音壁に合わせて設置、固定する

3. 側面用のワンタッチ防音壁を取付部材奥側に左右それぞれ差し込み、
その後取付部材手前を設置、固定する

4. 天井用のワンタッチ防音壁をのせ、 出入口の窓用ワンタッチ防音ボードをはめ込むための上木枠をビスで固定

5. 出入口に窓用ワンタッチ防音ボードをはめ込んだら完成です

出入口を防音カーテンで塞ぐ場合の組み立て方
★出入口を防音カーテンで対策する場合は、 赤丸内のように取付部材(手前)の木材とジョイナーの貼り付けを 面を揃えるか、少し奥側に貼り付けるとカーテンレールが取付しやすいです。

防音カーテンの場合の完成イメージ

簡易防音室の作成にかかる費用
ご紹介した簡易防音室にかかる大まかな費用は以下となります。
窓用ワンタッチで出入り口を塞ぐ場合の総費用
【合計¥285,230】+ツーバイ材 長さ900mm 1本+固定用ビス代
防音カーテンで出入り口を塞ぐ場合の総費用
【合計¥191,840】+カーテンレール代
費用の詳細はこちら
- ワンタッチ防音壁 スタンダードの場合:1枚¥15,400×7枚 → 【¥107,800】
- ラブリコツーバイ材セット 天井高2495mmまでの場合:2本セット¥17,600×2点 → 【¥35,200】
- 塩ビジョイナー50mm厚 端部用 長さ1800mm:3本セット¥13,640×2点 → 【¥27,280】
- コニシ 超強力ボンドテープ 巾50mm×10m:1個 →【¥3,300】
- ※出入り口用(1)窓用ワンタッチ防音ボード:幅900mm 高さ1850mm → 【¥111,650】
- ※出入り口用(2)防音カーテンコーズ 既成サイズ:幅120cm丈200cm →【¥18,260】
まとめ
今回ご紹介した簡易防音室ですが、ジョイナーを使用することで解体後に再度組み立てができるようになっています。
再度組み立てが必要ない方は、ジョイナーを使用せずにラブリコにワンタッチ防音壁をボンドテープでそのまま貼り付けても組み立て可能です。
また、天井のパネルは両側面の防音パネルに乗っかる形で設置しているため、縦長であれば追加の部材を揃えてサイズを拡張することもできます。
懸念点としては、以下のような点が考えられます。
- 空調などが考慮されていないことや、そのままでは内部が暗くなるためライトなどを別途用意する必要があること
- 床については無対策の状態となってしまうこと
なお、窓用ワンタッチ防音ボードで出入り口を塞ぐ場合、26万以上の金額となるため、同じくらいの金額で完成品の簡易防音室の購入を検討することができてしまいます。
DIYが得意な方は、ワンタッチ防音壁の代わりにロックウールボード+遮音シートで作る「かんたん防音ボード」を使用すると金額を抑えられます。
以上、ワンタッチ防音壁を使った簡易防音室の作り方についてご紹介しました!