みなさん、こんにちは~
防音専門ピアリビング代表の室水ふーこです!

もうすぐ秋になるこの季節。このシーズンは春先に次いでお引越しが多いシーズンなんですよね。ピアリビングに防音相談だったりショールームにも実際の商品をみたいからと来ていただいたりしています。

ただ・・
ほんと防音商品ってお値段の違いもあるし情報も多くなって不安になりますよね。
私もいつも引っ越しの時は周りに音が響かないか気になって仕方がありません(;´Д`)

騒音でイライラ、すぐに高い防音商品を買いたくなりますよね。でも、ちょっと待ってください!なぜすぐに買わない方がいいのか、3つの理由があります!

  1. 意外と簡単で安上がりな解決策がある
  2. 騒音の原因をよく知れば、ピンポイントで対策できる
  3. しばらく様子を見ることで、本当に必要な対策が見えてくる

じゃあ、具体的にどんなことができるのか、見ていきましょう!

はじめに:なぜ急いで防音商品を買わないほうがいいの?

防音商品を購入する前に試せる対策を、状況別にご紹介していきますね

引っ越してきたばかりの場合:まず自分の音から対策しよう

新しい環境に移ったばかりの時、突然気になる騒音に遭遇することがあります。
しかし、慌てて対策を打つ前に、引っ越したらまず自分の発する音について考えてみましょう。

スリッパの選び方

  • フェルト付きスリッパを選ぶ:Amazonなどで売っている、裏側がフェルト素材のスリッパを選びましょう。
  • クッション性のある素材を選ぶ:スリッパの裏が柔らかい素材のものを選ぶことで、歩く音を大幅に軽減できます。
  • 定期的に買い替える:使い古したスリッパは音が大きくなるので、定期的な買い替えをおすすめします。

生活していたら歩かないというわけはいきませんもんね。
自分の部屋なのに忍び足で歩くのはそれだけでもうストレス!
スリッパはデザインよりも何よりも裏がやわらかくて厚手のものを選びましょう!

防音 スリッパ

私はいつもAmazonでお気に入りのを何度もリピしています!
これです!!

デスクワーク環境の改善

  • キャスター付き椅子の対策:フローリングに直接キャスターが当たると、大きな音が発生します。

私もデスクワークをすることが多くて気が付くと椅子のキャスターがゴロゴロさせてるのを忘れてしまいます。
これは一度階下の方が気になると聞こえる度に深いにさせているかもしれません。
あとステッパーやマッサージチェアもですね~~

キャスターの椅子の稼働音を対策
快適防音マット ウッド

私も気になって自社の快適防音マットウッドを敷こうと思っています。
(個人的にこの商品大好きで~)

  • 防音カーペットの代替策:高価な防音カーペットがなくても、透明なビニールシートや薄手のラグであっても敷かないよりはかなりマシです!
  • 椅子の移動音対策:食卓テーブルの椅子も、脚に フェルトを貼るなどの対策をしましょう。
フローリングの上にラグ

ドアの開閉音対策

  • ドアの開け閉め:特に一人暮らしの場合は、ドアを開けっぱなしにしても問題ありません。必要以上に強く閉めないよう注意しましょう。
  • クローゼットやドアの隙間対策:100均で売っている隙間テープを活用しましょう。ない場合は養生テープを重ねて貼っても効果があります。
  • 硬いものと硬いものの接触を避ける:ドアと枠の接触部分に柔らかい素材を挟むことで、音を軽減できます。
ドアの防音 戸当たりテープ

まぁ~ピアリビングでもドアとかはこの商品がありますけど

100均のでも全然大丈夫です(笑)あ、密度がしっかりしてるウレタンタイプがおすすめです!

マットの重ね敷きで効果的な防音

高価な防音カーペットを購入する前に、まずは手持ちのマットやラグを活用しましょう。

異なる素材の組み合わせ

  • ジョイントマットの活用:ジョイントマットの上にラグを敷くだけでも、音の伝わり方が大きく変わります。
  • 素材の多様性:同じ素材ではなく、異なる素材を組み合わせることで、より効果的な防音が可能です。

重低音対策

  • 子供やペットの飛び降り音対策:完全に防ぐことは難しいですが、マットの重ね敷きで大幅に軽減できます。
  • 軽量マットの限界:軽すぎるマットは効果が限定的なので、ある程度の重さのあるものを選びましょう。

引っ越し前の事前チェック:Googleストリートビューの活用

物件を選ぶ際、間取りや日当たりだけでなく、周辺環境のチェックも重要です。Googleストリートビューを活用して、以下の点を確認しましょう。

周辺環境のチェックポイント

  • 建物の密集度:マンション同士が近接していないかチェック
  • 交通環境:電車の路線や車の交通量を確認
  • 近隣施設:工場や倉庫、病院などの騒音源となりうる施設の有無

外部騒音の影響

  • 窓や壁の限界:電車や車の音は、窓や壁の対策だけでは完全に遮断することが難しいです。
  • 事前の環境確認の重要性:引っ越し後の対策には限界があるため、事前チェックが非常に重要です。

不動産会社や管理会社へ物件を選ぶときに聞いてみましょう

物件を決める前に、不動産会社や管理会社に以下の点を確認する

近隣住民の情報

  • 生活パターン:上下階や隣の部屋の住民の生活パターンを聞いてみましょう(お仕事が不規則な方か在宅でお仕事されているかも音が気になるのか変わるので大事ですよね)
  • ファミリー層か否か:子育て世帯が多いエリアか、単身者が多いエリアかで騒音の種類が変わります。
  • ペットの有無:ペットを飼っている世帯が多いかどうかも確認しましょう。

物件の特性理解

  • 音の伝わりやすさ:築年数や建築構造によって、音の伝わりやすさが異なります。
  • 生活音の許容度:ファミリー向け物件なら、ファミリー層の方が多い可能性もあるし
    単身の方が暮らしてる場合とまた違うので、選んだ物件がどのタイプなのかである程度の生活音は避けられないことを理解しておきましょう。

引っ越し後の音対策:家具の配置と生活リズムを考える

引っ越し後、どうしても音が気になる場合は、以下の対策を試してみましょう。

家具配置を考える

  • 音源と距離を置く:テレビなど音を発するものは、隣室との境界から離して配置しましょう。
  • 本棚の活用:本は吸音効果があるので、隣室との境界に本棚を置くのも効果的です。
  • 距離の重要性:音の大きさは距離に比例するので、できるだけテレビとか音がでるものを
    お隣と面した場所、離れた配置にしましょう。

生活リズムは大丈夫?

  • 一般的な生活パターンに合わせる:昼間(朝7時から夜9時頃まで)に音の出る作業を集中させましょう。
  • 洗濯機や掃除機の使用時間:明るい時間帯に使用するよう心がけましょう。
  • 心理的な配慮:「こんな時間にうるさい」と思われないよう、時間帯に配慮することが大切です。

明るい時間ならまぁ~仕方ないかと思えることでも夜遅い時間の音だと
「こんな時間にうるさいな~」となるとなんとなくずっと音がするたび不満をためられているかもしれないですもんね。

まとめ:賢い防音対策の始め方

それでも騒音が気になったらすぐに防音商品に手を出すのではなく、自分から音か近隣からの音なのか
音の種類や聞こえる時間などまずは状況を冷静に分析し、
できることから始めることが重要です。
以下の手順を踏むことで、いろんな情報にまどわされずに対策ができると思います。

1. 自分の発する音から対策を始める
2. 簡単にできるマットの重ね敷きなどを試す
3. 引っ越し前の事前チェックを徹底する
4. 家具の配置や生活リズムを調整する
5. 段階的に対策を講じ、効果を確認する
6. 必要に応じて専門家のアドバイスを受ける

最後に、建ってしまったものは完全に音をふさぐことは難しく
あくまでも「通常の生活音レベル」の遮音性なのが一般的です。

完璧な無音環境を求めるのではなく、自分にとって快適な音環境とは何かを考えることも大切ですね。
気になるときはホワイトノイズ(スマホのアプリにもありますよ~)
リラックスできる音楽を聴くことでマスキング効果で騒音が気にならなくなったりします。

よくホテルのロビーやエントランス、カフェでの音楽がまさにいろんな人の声があまり気にならなくなったり音楽が心地いい感じするのは体感されたことがあると思います。

まさにこれはマスキング効果なんですよね。

・・とはいえ
騒音って生活の上での不快音なので知らず知らずにストレスになってイライラしたり
体調を崩したり「騒音と健康被害」があるのも事実です。

1人で抱え込まずに調べていろんな情報や物があふれてわからないときは
お気軽に相談してくださいね~~

自慢じゃないけど・・・
もう23年、この世に自分でできる防音対策の商品がない時代で
今、いっぱんにみなさんがしている
壁に吸音材と遮音シート(防音シート)を貼る、床にゴムのマットと防音カーペットという
斬新な方法を考案したのはまさに私なんですから・・(;^_^A

当時はメーカーからすごい驚かれたど
主婦ならではの「ないならあるもので作ろう!」とう冷蔵庫にあるもので何かを作るという発想から
でたことですから~~

だって当時はほんと防音できる対策とか商品なかったから
何をいわれようと困ってる方を助けたくて考えたことで実際に効果があることを知ってるから
お客様にご案内してきたし実績もあります^^

これからもずっとお客様のお悩みによりそって
一緒に考えて、毎日が心穏やかに過ごせるお手伝いをしていきたいと思っています。

創業31周年、防音の事業をはじめて23年・・。
これからも大切なお客様のお役にたてるようがんばりまーす(●^o^●)

次回は、「防音カーペット、防音カーテンを購入して安心していませんか?正しい使い方をしていますか?」というテーマでお話しします。お楽しみに!

困ったらお気軽にご相談ください

実物を見て相談できるショールーム

防音ショールーム

ピアリビングの東京・福岡・新宮のショールームでは、防音グッズの実物をご覧いただけます。実際に商品を手に取りながら、スタッフが丁寧にご案内しますので、「しっかり相談したい」という方におすすめです。

オンライン相談やLINEで電話でのサポートも

遠方にお住まいの方でも、オンライン防音相談LINEでのご相談をお受けしています。ぜひご利用ください!

防音アドバイザー

室水房子(ふーこ)のプロフィール

1993年に起業し、2001年からはヤフオクを通じて防音材の販売をスタート。ネットで初めて一般向けに防音建材を販売した防音のパイオニアです。商品開発、製作、販売、そして施工まで幅広く手掛け、これまで36,000件以上の防音相談を解決してきました。防音の第一人者として、ピアリビングの代表取締役を務めています。

株式会社ピアリビング(防音専門ピアリビング)
二級施工管理技士

防音専門ピアリビング 防音アドバイザー