もうすぐ春の到来です!
春と言えば「新生活」が始まる方も多いと思います。
本日のメルマガは、「新生活が始まる前に覚えておきたい防音知識」というお話をいたします。
新生活が始まる前に覚えておきたい防音知識
新生活を始める前にまず行うことは、家探しです。
通勤通学に便利なように、会社や学校の近く、または駅に近い物件など、それぞれのニーズに合った物件選びをされると思います。
みなさんは、物件を選ぶ際に何を重視されますか?
家賃?
利便性?
機能?
いろいろあると思いますが、周囲の音環境や物件の遮音性も重視して選ぶことが大事なんです!
内覧のときには気にならなかったけど、実際に住み始めると外から入ってくる音が気になって眠れない、、、
上下階やお隣の音がすごく気になる、、、
などの問題がおこる場合があるからです。
一旦住み始めると、すぐには引っ越しができないので、音が気になる場合は防音対策が必要になります。
音を遮るには、壁・床・天井を「重く・厚く・隙間なく」作ることです。
さらに、振動を伝えないためには部屋が浮いているのが理想です。
ただし、戸建て・マンションを問わず、一般の住宅で このような対策をするのは現実的に不可能です。
「重量があるもので対策をする」「分厚いもので対策をする」「部屋全体に対策をする」というような対策を行うことで防音効果が高まるのです。
では、どれくらい重くしたり厚くすればよいの?
と思われるので、かんたんに解説します。
80dbの音が20db軽減できる重量の壁を通過した場合
【80db-20db=60db】
壁を通過した音は60dbです。
この壁の重量を倍にした場合、どれだけ遮音性能が高まるでしょう?
-20db+-20db=-40dbになるでしょうか?
なんと、答えは約-23dbなんです。

次に、20db軽減できる壁を2つ重ねて厚みを倍にした場合の遮音性能はどうなるでしょう。
壁を通過した音は、
80db-20db-20db=40dbになるでしょうか?
壁を倍にしても、、、
遮音性能は約-23dbなんです。

防音って難しいですね。
では、どのような対策をすれば防音効果が高まるのでしょう。
壁の間に空気層を設けることで、壁が持っている本来の防音性能がきちんと発揮されるのです。
80db-20db-20db=40db
空気層の厚さは40cm以上でほぼ最大の効果を発揮しますが、20cmより狭くなると徐々に性能が低下していきます。

空気層を作ることが大事なのですが、最初にお話したように一般住宅でこのような空気層を作ることはできません。
なので、できるだけ、重量があり、厚みがあるもので防音することは効果を高める秘訣になるのです。
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~この記事は、 2022年1月28日 配信分のメールマガジン本文となります。
過去のさまざまな防音に関する情報を共有するため
本文そのままを再掲載しております。~