みなさんこんにちは!
ピアリビング・防音コーディネーターのかぶちゃんです!
外出を控えおうちで過ごす時間が増えると、少しの音でもストレスになったりします。
以前は、近隣の音が気になるといった相談が多かったのですが、最近は家の中の音が気になると言う相談が増えています。
家の中の壁は、外壁より薄く、音が筒抜け状態です。
この壁を防音対策するには、壁自体を厚くしたり、壁の中に吸音材を充填する方法がありますが、それなりに大掛かりでコストもかかります。
また、賃貸物件ではこのような工事はNGです。
「なにか、方法はないのだろうか?」といろいろ探していた時に見つけたのが、「防音ネジ」
「これは、すごいものができたのでは!」と期待して調べてみました。
「ネジで防音ができる?」すごいネジを調べてみた
北米住宅の9割の内装はドライウォール工法だといわれています。
ドライウォール工法とは、壁や天井に石膏ボードを貼り、ボードの継目を紙テープとパテで処理して、水性塗料などで仕上げる工法です。
また、天井と壁を一つの箱のように仕上げ、開口部は石膏ボードを貼ってから切り抜いたり、かくれた部分までしっかり下地処理されているので、丈夫で気密性が高い部屋になります。

出典元:ホームメイドの輸入資材紹介サイト
一見すると、日本で作られている壁と変わりませんが、基本的な工程が違いクロスなどより工期も長くなりコストが高くなるため日本では普及していません。
ドライウォール工法は、「断熱性・機密性が高い」といメリットと、「音が伝わりやす」というデメリットがあります。
このデメリットを解決するのに開発されたのが、防音できるネジ「Sound Screw」

Image: Malmo University
「Sound Screw」を開発したのは、スウェーデンはマルメ大学の材料科学&応用数学学部のHakan Wernersson氏です。
防音ネジの特徴
「Sound Screw」の特徴は、ネジ頭部の下にバネが仕込まれていること。
「Sound Screw」で石膏ボードを柱に固定すると、バネがあるので若干隙間が生まれます。
この隙間が音波の振動を逃し、隣の部屋に伝わる音を減らしてくれるようです。
研究室で実験した結果、「Sound Screw」をドライウォール工法に使用することで、最大9デシベルの音を軽減できたとのこと。
9デシベルの軽減とは、聞こえ方が半分くらいになった感じです。
「Sound Screw」が販売されたら、騒音問題も減る可能性がありますね!
1つ懸念されることは、ドライウォール工法に使用した場合は、防音効果を高めることができたけど、日本の施工方法で作った壁でも防音効果を高めることができるかか?ということです。
チャンスがあれば、実際に使用して、防音効果を確認してみたいと思っています!
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夢の防音室を、お手軽に手に入れるというコンセプトで販売しています、「おてがるーむ」ですが、先日、テレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」の「白熱!ランキング」で紹介していただきました!
また、テレビ東京の朝のニュース番組「モーニングサテライト」でも再放送で放送されました。
テレビ東京さん、ありがとうございます!
