みなさんこんにちは!ピアリビング・防音コーディネーターのかぶちゃんです!
楽器の音は、大きくてよく聞こえるのですが、その中でも聞こえやすい音や聞こえにくい音があります。
このページでは、音の種類と音の大きさについてお話します。
集合住宅で人が「うるさい!」と感じる音の種類についてもお伝えしますので、最後までお読みください。
人が「うるさい!」と感じる音の種類と音の大きさ
集合住宅でおこる問題で多いのが「騒音問題」


これほど問題になるのは、人の耳が精巧な計測器のようになっていることも原因の一つだと言えます。

人の耳は、ささやくような声から、飛行機の爆音まできちんと聞き取ることができます。
そして、音の大きさが70デシベルを超えると「うるさい」と感じます。
人が「うるさい」と感じる音の大きさ以下にすることで防音の効果を感じられます。
音のおおきさ目安一覧

生活騒音は毎日の生活の中で出る音なので、音の種類、音の出る時間、場所はいつも同じとは限りません。

昼間は気にならなかった音でも、早朝や夜間に周りが静かになれば、うるさく感じることもあります。


建物の構造や環境による音の違い
一般的に木造や軽量鉄骨の物件に比べて、鉄筋コンクリートの物件は「防音性が高い」と言われています。

しかし、建物の防音性は壁や床の厚さ等で変わりますので、音が全く伝わらないわけではありません。


少しでも音漏れを防ぐために気をつけること
集合住宅である限り、必ず他の部屋に音は聞こえます。
物件の構造に関わらず、音の発生には十分にご注意することを心がけてくだい。




音が伝わる仕組み
音は空気の振動によって発生します。
1秒間に振動する回数を数値で表したものが周波数といい単位はヘルツです。

振動する回数が多ければ多いほど高い音、振動する回数が少なければ低い音に聞こえます

音の聞こえ方
人の耳は大体20ヘルツから2万ヘルツまで聞くことができます。
一般的な日常会話はだいたい250ヘルツから4,000ヘルツの間くらいです。
女性の声は約1,000ヘルツです。
警報音やあかちゃんの泣き声は、2,000ヘルツ~4,000ヘルツの高い音です。


人がもっとも聞きとりやすいのは、2,000ヘルツ~4,000ヘルツの高い音だといわれています。
逆に、人は周波数が低い音に対しては聞こえ方が鈍くなります。
低い音ほど大きな音にしないと聞き取りにくいのです。
同じ大きさの音を出していても周波数が高いと大きく聞こえ、低いと小さく聞こえるのです。
つまり、高い音はより大きく聞こえて、うるさく感じられるということなので、注意が必要です。
例)
◆125Hz:自動車の低音マフラーなど
◆250Hz:いびきや大型犬の鳴き声など
◆500Hz:男性の声など
◆1000Hz:女性の声・小型犬の鳴き声など
◆2000Hz:警報音など。
◆4,000Hz:あかちゃんの泣き声
※あくまでも目安の周波数帯で道路騒音や鉄道騒音、楽器の音は低音域から高音域まで全て含まれます。
まとめ
・人が「うるさい」と感じる音の大きさは70db以上です
・音は空気の振動によって発生します。
1秒間に振動する回数を数値で表したものが周波数といい単位はヘルツです。
振動する回数が多ければ多いほど高い音、振動する回数が少なければ低い音に聞こえます
・人の耳は大体20ヘルツから2万ヘルツまで聞くことができます
・人の耳は同じ大きさの音を出していても周波数が高いと大きく聞こえ低いと小さく聞こえます
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