防音シートってどうなの?
防音シートってよく聞くけどなに?
どの商品をみなさんがそう呼んでいるのか。
数年前からこの防音シートという単語がひとり歩きしだして、はじめは「え?」と思いました。
一般的に工事現場で使うグレーの「防音」と印字されているシートのことか
(これはほとんどホコリが舞わないようにすることと目隠しや多少の音が軽減される、間仕切りくらいのものです)
私達が施工の時につかう塩ビの黒いシートの「遮音シート」のことだろうと思いました。
なぜかあたかも一般の方がそのシートを壁などに貼ると「防音」できると勘違いされてしまうだろうな・・と私の中で疑問に感じていました。
シート単体ではまったく効果がないわけではないですけど、人の耳ですごい効果がある!と感じるものではありませんし、基本的に防音できるものは重いので、扱いにくいものになります。
以前当店でも遮音シートを買われて、壁にそれのみを貼って
「なんか壁が黒くて部屋が暗くなりました。そしてあいかわずお隣の音も聞こえます」とメッセージをいただいたことがあります。
やはり思ったのは、シート単体でも効果あるようにお客様に感じさせてしまうこと自体、私たち販売業者がまだまだお伝えしきれてなかったんだと反省しました。
そして今でも「防音シート」で探されているお客様に私が思うきちんとした情報をお伝えしたいと思いました。
(音を軽減するという意味でいろいろな見解があると思いますので1つの意見として参考にされてください^^;)
1.音がうるさくて軽減したい
↑↑これは「防音」が必要です
2.部屋の反響音がすごくて話すと響いて話しにくい
↑↑これは「吸音」が必要です
3.音の反響はないし吸音材をつけてるが音が漏れる
↑↑これは「プラス遮音」が必要です
じゃ防音って吸音って遮音って何?
こちらを参考にしてください^^
つまり単体の遮音シート(防音シート)のみ使ってもほとんど効果がわかるほどでません。
あと「防音」は「遮音」と「吸音」の組みあわせが大事なんです。
それか「空気層」、これも音を和らげるので、防音カーテンなどご使用になる場合はできるだけ窓ガラスから距離をおいてカーテンを吊るすほうが効果があるし、もちろん隙間なく、できるだけ天井付けが理想なんです。
もしどうしても遮音シート(防音シート)で防音したい場合は、できるだけ吸音するものと組み合わせて使用してみてください♪
吸音材はもちろんですが、極端にいえばお布団だって厚手のカーテンだって複数あれば吸音します(もちろん吸音効果に違いはありますが・・)
遮音シートってこれです!これ!
防音シート(遮音シート)これです
いろいろあるけど基本は
この塩ビ素材。
色は黒、中に鉄粉など入ってるものが効果的です。
見るときは面密度を確認しましょう!
すごい格安で売られてる遮音シートには鉄粉が入ってない
または含まれる量がすくないものもありますので・・
(ここで遮音効果ちがうんですね)
お値段の違いは効果の違いともいえるくらいです。
あとは安い遮音シートは硬くて取り扱いしずらいです。
なので当社で制作や施工で使うものは柔らかい上質なものを使用しています。
カットはカッターやハサミでもできますが、とにかく1本ロールで家に届くと重いです。
20キロくらいあるので「あぁ~これほんと建材だな~」という感じがバリバリします。
女性はひきますね(=o=;)
ただしっかり吸音材と一緒に使うと「へえ~~」というほど音の違いが感じられます。
あ、ただ施工段階でグラスウールやロックウールを使うので手袋をしないとあととんでもなくかゆい思いをします。
(遮音シートではなくロックウールとグラスウールはチクチクする繊維が舞いますので)
はじめて使うならカットしたものから買うのが無難と思います。
どんなものか使ってみてからのほうがいいかな~~と。
防音材・カット・バラ販売はこちら
いずれにしても建材なので家庭むきではなく使いやすいわけではありません。
中には匂いが気になる、吸音材の繊維でかゆくなるという可能性もあります。
おすすめはまず少ししてみて、大丈夫なら買い足すほうがいいでしょう。
あと防音したいときも隙間なく・・
防音シートもシートとシートの間に隙間ができないように重ねて張ることもポイントです(●^o^●)
・・・続く~~
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