防音の中でも手軽なカーテンでの対策。
カーテン自体が生活必需品のひとつなので、”対策してる感”を出さずに取り入れやすいですよね。
カーテンの魅力的なプラス機能として代表的なのは、遮光やUVカットなどが多かった印象ですが、近年では防音効果も重要視されることが増えてきているようです。
ホームセンターやインテリアショップで市販されているカーテンにも、指標として「防音効果」のレベルを書いたタグが付いているのを見かけるようになりました。
(仕事柄、カーテンやマットのコーナーを見つけると、ついつい観察してしまいます。)
ただ、本当に防音効果はあるのでしょうか?
こちらの記事では、そんな防音カーテンの働きや仕組みと防音カーテンの選び方を詳しく解説していきます。
また、記事の後半では、一般的な通常のカーテンと防音専門ピアリビングの防音カーテンを使った効果実験をレポートしていきます。
実際のところどうなの?という疑問も、このレポを見れば解決すること間違い無し◎
お手持ちのカーテンをそのまま使う方法もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
防音カーテンとは
防音カーテンは、その名の通り「音を防ぎ、お部屋の中を静かに快適に保つ」ことを目的として作られたカーテンです。
窓から出入りする音の通りを遮断(遮音)したり、室内に響く音を和らげ(吸音)たりといった働きがあります。
▼遮音と吸音についてのおすすめ参考記事
通常のカーテンとの違い
防音カーテンって、通常のカーテンに比べて具体的に何が違うのでしょう。
ピアリビングの防音カーテンを例にとって説明すると、主に下記が通常のカーテンと違う要素です。
- 生地・・・防音に特化した厚手の布を採用。
- 構造・・・音の減衰(遮音・吸音)を狙った複数の層で構成。
- 厚み・・・より音の抜けを防ぐために、通常より厚手の生地や構成を採用。
- 重さ・・・音が伝わる原因である空気の振動を抑えるため、重みを持たせています。

上記は、効果のある防音カーテンを選ぶ際の大事なポイントにもなりますので、「これから防音カーテンを導入したい!」と検討されている方は、これらを重視してみてくださいね!
遮音カーテンと吸音カーテンを正しく選ぼう!
防音カーテンには、大きく分けて2つの種類があります。
- 遮音カーテン・・・音の通りを遮断する
- 吸音カーテン・・・室内に響く音を和らげる
遮音カーテン
遮音カーテンは、車通りの多い場所やオフィスなど、主に外からの音を遮るために使用されます。
表面には特殊なコーティングを施したようなハリがある重たい生地を、内部には音の響きを和らげる少し柔らかい生地を採用している事が多いです。
吸音カーテン
吸音カーテンは、一般的な生活音の対策や楽器があるお部屋など、室内に響く音を和らげるために使用されます。
遮音カーテンに比べると柔らかく、厚手で複層構造を採用している事が多いです。
また、表面には粗めの目地やリブ、ワッフルなどで凹凸をつけて、音をキャッチする表面積を増やしているデザインもあります。
ピアリビングは、遮音と吸音の良いとこ取り!
ピアリビングの防音カーテンは、遮音層と吸音層を組み合わせた構造のものがほとんどです。

「窓から出入りする音を防ぎたいけど、室内の音の響きも気になる・・・」
そんなお悩みにもバッチリ対応します◎
ピアリビングのおすすめ防音カーテン
▶︎レールとの隙間からの音漏れにもピアリビングなら対策できます!
▶︎すでにカーテンをお持ちの方でも「ちょい足し」できる防音カーテン

▶︎ドアの対策や間仕切りにも使える両面タイプの防音カーテン
▶︎【番外編】楽器の音や交通騒音などの大きな音の対策には防音ボードがおすすめ!

窓用ワンタッチ防音ボード
吸音性が高いグラスウール吸音材と遮音材で作られた防音ボードで、二重窓と同等の防音効果が期待できます。
ご自宅の窓に合わせて1mm単位で手作りするため、窓枠に3.5cm以上の奥行きがあれば、工事・ビス留め・接着不要で設置が可能です。もちろん、必要に応じて脱着OK。
【レポ】残響室で防音カーテンの効果実験してきました
「ピアリビングの防音カーテンの良さを、もっとわかりやすく伝えたい・・・!」
そんな思いを胸に、極寒の2月末、広島にある音に関する試験をするための専門施設に行ってきました。

これまで、防音カーテンの遮音性能は「音響管」という専門的な機器を使って測定していたのですが、カーテン生地自体の性能は測定できるものの、「実際のお部屋での体感」とは若干の相違が出てしまう課題がありました。
そこで、今回は「残響室」という設備をお借りして「実際のお部屋での体感」に近いよりリアルな環境での性能試験をおこないました!
音響管
音響特性を測定するために使用される管状の機器。
測定方法:音響管に直径10cm以下のサンプルをセットし、音波を入射して反射波や透過波を測定する。
情報引用:日本音響エンジニアリング株式会社 8マイクロホン新型音響管吸音率計測システム ─ 従来法による計測限界からの解放 ─ より
残響室
残響室とは、音響に関する実験や試験を行うために設計された空間で、音の反射を起こす室。
情報引用:日本音響エンジニアリング株式会社 残響室について より
今回の測定方法:音の反射や外部の音を完全に遮断した部屋を2つ用意し、その間に100cm×100cmの開口部を設けて、実際の窓の環境を再現。開口部に性能を調べたいカーテンやボードを設置して測定する。
性能の比較方法
「残響室」の解説でも述べたように、今回は、音の反射や外部の音を完全に遮断した2つの部屋の間に100cm×100cmの開口部を設けて、実際の窓の環境を再現した設備を用意。その開口部に対象のカーテンやボードを設置して性能を測定しました。

実験の前に・・・デシベルとヘルツって?
音を測る際には、デシベル(dB)とヘルツ(Hz)の大きく2つの単位を用いて表します。
デシベル(dB)
デシベル(dB)とはある特定の基準に対しての大きさ(相対値)を表す単位です。
基準レベルを0dB(ゼロデシベル)として、数字が小さいほど静かで小さな音を示し、数字が大きいほど音も大きいことを示します。
ここでのデシベルの意味は、簡単にいうと音の大きさ(音量)を表します。
ヘルツ(Hz)
ヘルツ(Hz)は周波数の単位を表しているため、数字が小さい値ほど低音で、数字が大きい値は高音となります。
情報引用元:西宮回生病院 聴力検査について より
▼身近な音での高さと大きさの例

情報引用元:スマイル補聴器通信 日常生活の中の音の高さってどれくらいなの?/ sumulieブログ 生活音で騒音になる基準と目安とは db(デシベル)で徹底比較
対象の音
実験では色んな高さの音に対して効果を測定しましたが、この記事では、身近な音である「人の話し声」に相当する周波数帯の結果を見ていきたいと思います。
男性の話し声・・・500Hzほど
女性の話し声・・・1,000Hzほど
と言われています。
今回性能を測定するもの
実験ではピアリビングの防音カーテンを全て比較しましたが、この記事では、特徴が大きく異なる下記5パターンにフォーカスして結果を見ていきたいと思います。
- 窓のみ
- 一般的な通常のカーテン・・・市販のカーテンを使用
- 防音カーテン コーズプレミア
- 防音レースカーテン トルモア
- 窓に取り付けるボード 窓用ワンタッチ防音ボード
※「窓のみ」以外は、全て窓を閉めた状態での効果となります。
【実験結果】
それでは、結果を見ていきましょう!
下記の環境を想定した際に、対象の音に対してそれぞれ何デシベル軽減出来たのかを一覧にしました。
- 左側の数字 →「お部屋の中から外に漏れる音に対する効果」
- 右側の数字 →「窓の外から聞こえてくる音に対する効果」
500Hz(男性の話し声に相当)で検証
- 窓のみ :- 20.1 dB/- 19.6 dB
- 一般的な通常のカーテン :- 20.7 dB/- 20.1 dB
- 防音カーテン コーズプレミア:- 22.6 dB/- 22.4 dB
- 防音レースカーテン トルモア:- 20.3 dB/- 19.5 dB
- 窓用ワンタッチ防音ボード :– 29.1 dB/- 27.6 dB
1,000Hz(女性の話し声に相当)で検証
- 窓のみ :- 18.3 dB/- 17.9 dB
- 一般的な通常のカーテン :- 19.6 dB/- 18.8 dB
- 防音カーテン コーズプレミア:- 21.6 dB/- 21.6 dB
- 防音レースカーテン トルモア:- 18.4 dB/- 20.9 dB
- 窓用ワンタッチ防音ボード :– 36.4 dB/- 36.2 dB
結果はこのようになりました。
やはり、ボードタイプで気密性も高い窓用ワンタッチ防音ボードがいずれも高い防音効果を発揮していますね!
次点でピアリビングの自信作である、防音カーテン コーズプレミア!
こちらは防音カーテンにありがちな生地のゴワつき、もたつきを抑えたデザイン性の高い一品ですが、優秀な結果を残してくれました。
とっても嬉しい!
防音レースカーテン トルモアは、 一般的な通常のカーテンと良い勝負ですね・・・!
ただ!思い出していただきたいのですが、トルモアは「レースカーテン」なんです。
その点を加味すると、お日様の光をお部屋に取り込みながら、一般的なカーテンと同じくらいの防音効果を発揮できる、ありそうでなかった画期的なアイテムだと思いませんか?
低い音の方が効果が現れにくい?
実験結果からわかるように、低い音はカーテンのような布地だと大きな防音効果を得ることが難しいです。
たまに、車からズンズンとビートだけが聞こえてきたり、室外機や冷蔵庫からブーンという鈍い音が聞こえてきたりしますよね。
低い音は高い音に比べて音が伝わりやすく、それらを防音するには「重み」「厚み」が必要となります。
これらの音を防音したい場合には、「窓用ワンタッチ防音ボード」のような防音ボードや二重窓での対策をおすすめします。
まとめ
防音カーテンは、効果があります!!
ただ、お部屋や周りの環境、音の種類によっても効果が異なるのは事実です。
「思い切って買ったのに、期待していたよりも効果がなかった・・・」
そんな思いをしないように、防音カーテンはお悩みに対して正しく選んでみてくださいね。
「どうやって対策したら良いか分からない」
「カーテン選びに迷っている」
そんな時には、お気軽にピアリビングにご相談ください!
些細な疑問でも、いつでもお待ちしております。
▼防音カーテンについての参考動画
- 【すぐにできる】カーテンからの音漏れを防ぐコツ
- 【Vol.7】窓への防音商品を東京ショールームで実験してみた【おしえて防音相談室】
- 防音カーテン「コーズプレミア」徹底解説!
- 防音レースカーテン「トルモア」徹底解説
- カーテンの裏に取り付けるだけ!防音効果を高めてくれるアイテムとは(かんたん防音ライナー)
- 【Vol.5】防音カーテンの採寸の仕方と裏技をご紹介【おしえて防音相談室】
よくある質問(FAQ)
Q1. 防音カーテンは本当に効果がありますか?
A. はい、防音カーテンには一定の防音効果があります。ピアリビングの「コーズプレミア」などは、一般的なカーテンに比べて約2~3dBほど高い遮音性能を実験で示しています。効果の感じ方は音の種類や設置環境によって異なりますが、人の話し声など中〜高音域には効果が出やすいです。
Q2. 防音カーテンと通常のカーテンの違いは何ですか?
A. 防音カーテンは防音性能を高めるために、厚みのある多層構造や重たい生地を採用しています。遮音や吸音機能が備わっており、外部からの騒音を減らしたり、室内の音の反響を抑える働きがあります。
Q3. 防音カーテンにはどんな種類がありますか?
A. 防音カーテンには主に「遮音カーテン(外からの音を遮る)」と「吸音カーテン(室内の音を和らげる)」の2種類があります。ピアリビングの主なカーテンはこの両方の性能を兼ね備えたハイブリッド仕様となっています。
Q4. 防音カーテンの選び方で気をつけるポイントは?
A. 防音カーテンを選ぶ際は、厚み・重さ・多層構造・素材の密度をチェックしましょう。また、隙間対策のためにカーテンレールカバーや床まで届く長さもポイントです。
Q5. 防音カーテンはどのくらい音を軽減できますか?
A. 今回の実験に基づくと、ピアリビングの「コーズプレミア」は500Hzで約22.6dB、1,000Hzで約21.6dBの遮音効果を記録しました。これは、通常のカーテンよりも2〜3dB程度高い防音性能を示しています。
Q6. 低い音(低周波)にも防音カーテンは効果がありますか?
A. 一般的に布製のカーテンは、低音には効果が出にくいとされています。車の低音エンジン音や冷蔵庫のブーン音などは、重さと気密性のある防音ボードや二重窓の方が有効です。
Q7. 防音対策には他にどんなアイテムがありますか?
A. カーテンに加えて、「窓用ワンタッチ防音ボード」や「レールカバー」、「かんたん防音ライナー」などがあります。これらを組み合わせることで、より高い防音効果が得られます。
Q8. 今使っているカーテンに防音機能をプラスできますか?
A. はい、ピアリビングの「かんたん防音ライナー」を使えば、今お使いのカーテンの裏に取り付けるだけで防音性をアップできます。手軽に“ちょい足し”できる便利アイテムです。
Q9. 防音カーテンはレースタイプでも効果がありますか?
A. ピアリビングの「トルモア」のような防音レースカーテンでも、光を取り込みつつ、一般的なカーテンと同等の防音効果を発揮できる製品があります。特に日中の対策におすすめです。
Q10. デシベル(dB)とヘルツ(Hz)とはそれぞれ何を表す単位ですか?
この記事においての、デシベル(dB)は、音の大きさを表す単位で、数値が小さいほど静かで小さな音、大きいほど大きな音を示します。
ヘルツ(Hz)は、音の周波数を表す単位で、数値が小さいほど低音、大きいほど高音となります。
Q11. 防音相談を受けることはできますか?
A. はい、防音専門のピアリビングでは無料の防音相談を実施しています。お客様の環境や目的に応じた最適な防音対策をご提案いたします。
