効果的な防音構造ってなに??
一般的に構造物が十分に重いと音の圧力にまけることなく、音のエネルギーを遮断することができます。
部屋の広さに対してどれだけの面密度(単位面積当たりの重量)を有するかで遮音性能が左右されます。
しかし・・・45dBの遮音性能を5dBアップするだけでも約2倍の重量の防音材が必要になります!!!
なんと2倍・・・ヽ(゚Д゚;)ノ!!
単純に面密度だけを考えて防音することは物理的に難しくなります。
このために吸音材や防振材を併せて使用することで、音のエネルギーは効果的に吸収・減少させることができます。
防音は
「遮音」
「制振(防振)」
「吸音」の
3要素を複合的に、コンパクトな多層構造を構築することが重要となります。
だから遮音シート単体だけでも吸音材だけでもいまいち効果がでないわけなんです。
性質の違うものを組み合わせるだけでグンと効果もあがるんですよね^^
【防音材の特徴】
防音材(遮音材・吸音材・制振材)にはそれぞれ製品で防音効果の高い周波数帯があります。
●遮音材料●
遮音材として安くて有効的なのは石膏ボードで、構造用合板と組み合わせると効果的です。
●吸音材料●
①多孔質:小さな穴がたくさんあいている繊維状のものやスポンジ状のものなど。
代表的なのグラスウール・ウレタンなどが代表例。
高域の吸音率が高い材料です。
②振動板系:使われていないスピーカーなどはそのスピーカーの共振周波数を弱めます。
フィルム・シート・板などを振動させてやることにより吸音させる材料
③共鳴型系共鳴現象を利用して、空気自体を激しく振動させ摩擦熱で音のエネルギーを消費させます。
パンチングボードや有孔ボードなどが代表的です。
~パート2へつづく・・・
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